俺たちの妹
「じゃぁ、この話はこれでお終い。
葵、明日も早いんだろ?呼び出して悪かったな」

そう言って、話を終わらせてくれた、かな兄。

「葵、わざわざ来てくれてありがとね。
でも、葵とちゃんと話せて安心した」

みぃは、そう言ってにっこり笑ってくれた。

「いや、今回は俺が悪いからみぃは気にしなくていいよ」

「葵、明日頑張ってね」

少し残念そうな笑顔を見せるみぃに思わず近寄る。

「試合は明日だけじゃないから。
だから、そんな顔しないで?」

「また教えてね」

試合の結果か、日程か……

きっと両方だろうな…

「分かった。約束する。
また明日、行くから。
みぃはどんな事をして過ごしたか、教えて」

「うん」

今度は偽りない笑顔で頷いてくれた。
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