俺たちの妹
「かな兄、どうして?」
「ん?葵なら、すぐには帰らないだろうなと思って……」
「ハハッ。かな兄にはバレてた訳だ」
俺も不安だったし、後悔してること。
「みぃは、すぐに無理するからな。
そのことが気がかりだったんだろ?」
「ほんとは言いたかったんだけどね、今はその時期じゃないと思って……
でも、結局みぃに嫌な思いさせてたら、ダメだよね……」
「俺は葵の判断、間違ってないと思うよ」
「みぃに嫌な思いさせても?」
「あぁ。医者になりたいと思ってる奴の行動だったよ。
それに、みぃもいずれ分かってくれるよ」
「そうだといいんだけど…」
「明日、出るかもなんだろ?」
「え?」
「試合、出れるかも知れないんだろ?」
「……なんで?」
「葵がこれだけ悩んでるんだもん」
「……まだ分からないけど、心の準備はしとけよって。
でもみぃには出ないって言ってしまったし……」
「葵の優しい嘘も、みぃには必要だからね。
後は、誰からも漏れない事を願うしかないな」
「特に桜か……」
「今回も桜経由みたいだしな」
「後で連絡してみるよ」
「それがいいかもな……」
「じゃぁ、帰るよ。かな兄、ありがとね」
「ん?葵なら、すぐには帰らないだろうなと思って……」
「ハハッ。かな兄にはバレてた訳だ」
俺も不安だったし、後悔してること。
「みぃは、すぐに無理するからな。
そのことが気がかりだったんだろ?」
「ほんとは言いたかったんだけどね、今はその時期じゃないと思って……
でも、結局みぃに嫌な思いさせてたら、ダメだよね……」
「俺は葵の判断、間違ってないと思うよ」
「みぃに嫌な思いさせても?」
「あぁ。医者になりたいと思ってる奴の行動だったよ。
それに、みぃもいずれ分かってくれるよ」
「そうだといいんだけど…」
「明日、出るかもなんだろ?」
「え?」
「試合、出れるかも知れないんだろ?」
「……なんで?」
「葵がこれだけ悩んでるんだもん」
「……まだ分からないけど、心の準備はしとけよって。
でもみぃには出ないって言ってしまったし……」
「葵の優しい嘘も、みぃには必要だからね。
後は、誰からも漏れない事を願うしかないな」
「特に桜か……」
「今回も桜経由みたいだしな」
「後で連絡してみるよ」
「それがいいかもな……」
「じゃぁ、帰るよ。かな兄、ありがとね」