俺たちの妹

葵side…



みぃの安静生活の中で、家事を再開してから、今日で丁度一週間。

俺が部活を終えてみぃの家に行っても、眠っていると言うことがなくなった。

最初の3日は疲れて眠ってたんだけどね。



「みぃ?ただいま〜」

最近、みぃの家に直接向かう様になってから、自然と”ただいま”と言う様になっていた。

「葵?おかえり〜。今日も暑かったでしょ」

そう言いながら、お茶を出してくれるみぃは、以前の元気なみぃに戻りつつある。

「今日も暑かったよ。 やっぱ、体育館は蒸し暑いな〜」

「ふふ。お疲れ様」

俺の向かいに腰掛けたみぃ。

顔色は悪くはなさそうだな。

「みぃは今日は何してたの?」

「ん?今日は、お掃除だよ」

掃除と言っても、結構体動かすけど、大丈夫なのかな?

「大丈夫だよ。無理はしてない。
葵とお出かけしたいしね」

やっと少しずつ回復してきたもんな。

「今日で、一週間だもんな。
司さん、何か言ってた?」

「うん、少しだったら外出してもいいよって」

とびきりの笑顔で答えてくれたみぃ。

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