俺たちの妹
「みぃ…みぃ…」

司さんが声をかける。

「……ん…つ、くん?」

「起こしてごめんな。
ちょっと熱が高いから気になって。
解熱剤入れた方がみぃも楽になると思うんだ」

「お、ケホケホッ…ねが、い」

「わかった、入れるな。
また眠ってもいいから」

「……ん……スースー」


余程体力が奪われてしんどいのか、すぐに眠ってしまった美晴。

「寝ちゃったな。
とりあえず、熱も少しは下がるだろうから、これで様子見にするよ。
日向、ありがとな」

「えっ?俺は何もしてないですよ。」

「いや、さっきアドバイスしてくれただろ。みぃの事はお前の方が良く分かってるからな」

「妹だから当然ですよっ」

司さんから嬉しい言葉をもらえて思わず頬が緩む。

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