俺たちの妹
「………ん。つ、くん?」
目を覚ましたみぃ。
「あ、みぃ、起きちゃった?」
俺の問いかけに小さく頷いた。
「体調はどう?気持ち悪さや、吐き気はまだある?目眩は?」
俺の問いに、みぃは一度目を瞑り答えた。
「体調は、車の中よりはいいよ。気持ち悪さや吐き気も今はない。
目眩は……少しあるかも」
正直に話してくれたみぃ。
「目眩は貧血からきてるかも知れないなから、しばらく安静にしておくこと。
3日間は家事だめだよ」
俺の言葉に目を見開いたみぃ。
「………え?」
「家事はだめ」
「………どうして?」
納得出来ない様だ。
「今の状態で家事すると、もっと悪化しちゃうよ…それでもいいの?
今回は3日間の様子見だから……」
俺の提案に唇を噛み締めるみぃ。
「噛んじゃだめ」
そう言って、唇を摘まんだ。
「だってだって、つーくんが意地悪言うんだもん」