俺たちの妹
「「葵っっ‼︎」」


チームメイトが駆け寄ってきた。


「どこ行ってたんだよ〜。ほんっと、葵のお陰で勝てた様なもんだよ。
ありがとな」

「いや、決勝は俺は殆ど動けなかったから、みんなのお陰だと思うよ」

俺の言葉を聞いて、の他のチームメイトが呟いた。

「いやいや、俺たちが葵に頼ってたからあぁなっただけだからな……」

「これからの対策考えないとな…」

悠斗も同感だった様だ。

「お前達、勝ったのに次の対策考えるなんて、まだまだ伸びるな」

後ろから声がかかり、振り返ると、コーチがいた。


「決勝は、なかなか自分達のバスケ出来なかったもんな。
でも、あのスタイルでもやっていけるから、早いこと判断していけば大丈夫だよ」

コーチの言葉には説得力があった。
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