俺たちの妹
「桜と司さんはこの後デートですか?」

俺の問いに答えてくれたのは司さんだった。

「そのつもりだよ。みぃも気にしてたけど、ちゃんとこの後時間取るつもりだから大丈夫。ね?」

司さんの言葉に頷いた桜は少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうにしていた。

「桜も嬉しそうだね」,

「だって、ゆっくり会えるのは久しぶりだもんね。いつも仕事が終わってからの、時間が多いから夜が多いし……」

医者は土日だからって休みな訳ではないもんな……

その辺が学生の桜と生活リズムが違うのか……

俺と兄貴は、2人いるから、みぃが1人になることはなかなかないもんな…….


そんな事を考えていたら


ガチャ

リビングのドアが開いた。
< 558 / 702 >

この作品をシェア

pagetop