俺たちの妹
「やべっ‼︎ごめん、みぃ起こしちゃったな。…大丈夫か?」

葵くんは少し焦りながらもみぃに話しかける。

「…ケホケホッ…ん…だ、いじょぶ…」

「みぃ、俺もいる。正直に話してごらん」

俺が声をかけると、みぃの視線が俺を捉えた。

「……な、んか、体が、熱くて…お、きれない…ケホッ…あと、ここ、いたい」

胸を指差すみぃ。

「起き上がれないのは熱で体力奪われてるからな…
胸も痛み出してるか…
もう少し点滴で様子見てみるけど、変わらない様だったら言って。
点滴変えるから」

コクン…

みぃが小さく頷いたと同時に咳き込み出したみぃ。

「ケホケホッ…ハァハァ…ケホケホッハァハァ…つハァ…くんハァ…く、ハァ…るしケホケホッ」
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