俺たちの妹
クラスメイトは、文句も言わず、もくもくと作業を進めていた。
所々笑い声も聞こえるし、みんな楽しくやってるみたい。
私は、たまたま悠斗くんと同じグループなって、一緒に作業していた。
「さっきの葵の笑顔、ヤバかったよな」
やっぱり気づいていた悠斗くん。
「そうだね、あのまま誰からも返事がなかったから、どうなってたかな……」
「多分、1時間後じゃなくて、2時間与えるから完成させろって言いそう」
ほんとにそう言いそうで怖いな………
「あながち間違ってないかもね……」
私たちの会話を聞いて、周りにいた人達が固まって居たのは知らなかった。