俺たちの妹
葵side…
文化祭が間近に迫っていたある日。
いつもより少しだけ遅れて登校してきたみぃ。
あまり予定を崩さないみぃは、時間通りに来ない時は、必ず何かある時。
みぃは、無意識だから知らないことだけど……。
授業中も外に目を向ける事が多かったから、体調悪いのかな?
そんな時に振られた、準備の振り分け……
俺、文化祭委員じゃないんだけどな……
でも、準備進まないと困るし……
仕方ないよな……
教壇に立って、問いかけても返事がない事はイヤなコトだな……
俺の気持ちを察したのか、悠斗が素早く答えてくれた。
流石、悠斗。
俺は皆をそれぞれ振り分けて、みぃを、見守る事にした。