俺たちの妹
「葵くん、心配しなくて大丈夫だからね」

俺の言葉に頷く葵くん。

「葵、桜わざわざありがとな。
体力回復したらまた連絡するから、また来てやって」

日向の言葉に笑顔を見せた2人は病室から出て行った。






ーーーーーーー


「突然の呼吸困難、驚きました」

「みぃは、呼吸器系弱いからな…
しっかり息して欲しいんだけど、まだ熱あるから無理な指示は出来ないしな。
熱を下げつつ、呼吸困難に気をつけた方がいいかもな」

「ハァハァ…ハァハァ…つ、くんハァハァ…ぐるぐる、回ってる…ハァハァ…」

ギュッと目をつぶりながら目眩を訴えてくるみぃ。

「ケホケホケホッ…ハァハァ……ウッ」

突然口を押さえたみぃ。

「みぃっっ‼︎」

日向が素早く受け皿を構える。

「ケホケホッ…オェッ…ケホケホッ…オェェェ…グスッ…オェッ…ケホケホッ…オェェェェッ…オェェェ」
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