俺たちの妹

「もし何かあったら、いつでも手を貸すから連絡して」

大和に心強い一言をもらって別れた……



あまり考えたくないけどな……



医局に戻って、溜まっていた仕事をやり始める。

みぃの事は気になりつつも、やり進めなきゃならない仕事……

そんな事を思っていたら、呼び出された。


「城之内美晴ちゃん喘息発作です」

「分かった、すぐ行く」



走ってICUへ駆けつける。


「ゴホッゴホッ……ヒュー……ゴホッ…ゴホッ…」

「みぃちゃん、落ちついて吸ってみて」

看護師の声を聞くところ、上手く吸入が吸えてないようだった。


「お待たせしました」

俺の声を聞いて、看護師が少しだけホッとした様に感じた。
< 618 / 702 >

この作品をシェア

pagetop