俺たちの妹
「もし何かあったら、いつでも手を貸すから連絡して」
大和に心強い一言をもらって別れた……
あまり考えたくないけどな……
医局に戻って、溜まっていた仕事をやり始める。
みぃの事は気になりつつも、やり進めなきゃならない仕事……
そんな事を思っていたら、呼び出された。
「城之内美晴ちゃん喘息発作です」
「分かった、すぐ行く」
走ってICUへ駆けつける。
「ゴホッゴホッ……ヒュー……ゴホッ…ゴホッ…」
「みぃちゃん、落ちついて吸ってみて」
看護師の声を聞くところ、上手く吸入が吸えてないようだった。
「お待たせしました」
俺の声を聞いて、看護師が少しだけホッとした様に感じた。