俺たちの妹
とにかく休息が必要だな……



「みぃ、ここはICUだから異変があったらすぐに気付いてくれるよ。
だから、安心して眠って大丈夫」

俺の言葉を聞いて安心したのか、体力の限界がきたのかはわからないが、みぃは眠ってしまった。





再び目を覚ましたのは、夕方。

彼方には一度起きた時に知らせていた。

ナースコールで呼ばれて駆けつけてカーテンを開けると、まだたまだぐったりした。


彼方が心配そうに見守っている。

「彼方が押してくれたんだね。ありがと」


今にも眠ってしまいそうなみぃ……



そっと首元に手を当て、脈と体温をさりげなく確認する。

「みぃ?辛いところない?」

「ぐるぐるして、頭痛い……」

辛そうに言葉を発するみぃ。

「分かった。熱も高いしもう一度解熱剤入れるね、それと目眩を抑える薬も……」


ナースコールで、点滴と水枕を用意する様に伝えた。


「熱は上がり切ってるはずだから、しっかり冷やして下げような……」


コクン……


早く熱が下がるといいんだけど……
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