俺たちの妹
準備を終えるともう限界………

ソファーに座り込んでしまった。



ピンポ〜ン


司がやってきた。

お迎え行きたいのに行けないや……




「桜、おはよ」

「…おはよ」

にっこり笑って答える。

「桜は今日も可愛いね」

司も一緒にソファーに座って、頭をポンポンしてきた。

私はこの瞬間が好き……

「へへ……そんな事言ってくれるのは司ぐらいだよ」

「ほんとは言われてるでしょ」

司はいつもこの話を信じてくれないけど、ほんとに言われないんだけどな……


「でも、可愛い桜を独り占め出来るから、誰も桜の可愛い所には気付いて欲しくないけどね」
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