俺たちの妹

桜side…

身体の異常な怠さと、暑さで体力が消耗されるているのが分かった。


もう自分の身体じゃないみたい……


司が色々手助けしてくれて、何とか車に乗り込んだ。

バケツが常備されている事にビックリしたけど、みぃを乗せたりもするもんね。

流石、司。



車内では少しだけ気分が悪くなったけど、何とか耐えれた。


病院まで来たのはいいけど、怖い……


司の腕の中に飛び込むとホッとする辺り、私は司に安心感を抱いてるんだと再確認した。


抱き抱えようとした司を何とか止めて、歩いた。


でも、フラフラなので司に支えてもらいながら……

待ち合い場所のソファーに座るともう動きたくなくなった。


「受付してくるから、少し待ってて」


司は受付に声を掛けて、保険証など渡してくれていた。

< 644 / 702 >

この作品をシェア

pagetop