俺たちの妹
検査室に着いて中に入る。

「今回はパジャマだから着替えなくていいよ。
下着も付いてないだろうから、ボタンだけ外してくれたらいいから」

「はぁい」

そう言われて、ボタンを外していった。

小さい頃から色んな先生に見られてるから、恥ずかしさはあまりない。

苦しいのを治してくれるんだもん。

それくらいは我慢しなくちゃ。


「出来た?」

つーくんの声にハッとする。

ボーッとしてたみたい。

「出来たよ」

「じゃぁ、ここに立って、ここに顎乗せて、つかまって。
そう、上手だよ。
そのまま暫く動かないでね」

そう言ってつーくんは検査室から出て行った。

カシャッ

「終わったよ。頑張ったね」

つーくんの言葉にホッと息を吐く。

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