俺たちの妹
「桜、食べれそう?」

「完食は無理だけど、食べれそう」

「熱があっても食べれそうなら、回復も早いと思うよ。しっかり食べて、しっかり寝たらすぐに回復するから」


桜をそっと抱き上げた。

「つ、司。私歩けるよ?」

「ん〜?俺がやりたいだけだからいいの」

「で、でも……重いし」

「桜、平均より軽いでしょ。全然重くないよ」

「………そうだけど、恥ずかしい」


「そんな桜が可愛いよ」

俺の言葉を聞いて、赤かった顔が更に赤くなった。


「もう………」

俺の胸に顔を埋める桜。

「ごめんごめん、イジメすぎたかな」


そう言いながら、ソファーに座らせた。


「………どうしてこっちなの?」

「ん?ソファーの方が怠い身体を預けるにはいいでしょ?」


「それもそうかも………」


そう言いながらソファーに身体を沈めた桜。

まだ熱が高いし、怠いよな……

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