俺たちの妹
「でも、無理してた訳じゃないから…
気にしないでね。
来てくれたのほんとに嬉しかったし…」
申し訳なさそうに言葉を紡ぐみぃ。
「でも…結構な高熱だよ…」
「分かってる……
だから…ハァ…つーくん…
呼んでもらっても…ハァ…いい?」
怠さが襲って来たのか、息づかいが荒くなったみぃ。
その姿を見て、思わずナースコールを押す。
『どうされました?』
『熱が高くて、息づかいが荒くなってるんです。司先生呼んで下さい』
『分かりました。すぐ行きますね』
「みぃ、司さん呼んだからな。
すぐ来てくれるって」
コクンと頷いたみぃ。
もっと早くに気づいてれば…
いや、最初から熱があったのかも知れない。
みぃは無理するってわかってたのに…