俺たちの妹
食堂へ移動中…

「桜、先に帰っててもいいよ。あ、でももう暗くなってるな…どうしよ…」

「葵、私なら遅くなっても大丈夫だから気にしないで。それより私も話、聞いてもいいの?」

「いいよ。桜もみぃの事だから気になるんだろ?」

「もちろん‼︎2人の想いの行方を見守らなきゃ」

「今のところ俺の片想いだよ」

やっぱりな〜。葵くんの行動を見てて思ったけど、そうだったんだな〜。

思わず葵くんを見つめてニヤニヤしてしまう。

「司さん、なんすか?」

俺の視線に気づいたのか葵くんが振り返った。

「いや〜青春してるんだな〜って思ったら何か嬉しくて」

ついついニヤついてしまう。
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