俺たちの妹
「じゃぁ、俺たちそろそろ帰ります。桜も送って行かないとだし。」

俺が席を立ちながら話すと

「おう。ちゃんと家まで送り届けてあげてな。俺はもう1度みぃの病室覗いておくよ」

司さんも立ち上がった。

「司さん、ありがとうございました。桜、行くよ〜」

「ま、待ってっ‼︎司さん。みぃと葵の事お願いしますね」

桜は小声のつもりで言ったんだろうけど、しっかり聞こえてきた。

「桜ちゃん、任せておいて」

司さんはにっこり微笑んでくれた。

何だか照れる…
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