残酷な運命
結局行く宛てもなくふらふらとさ迷い歩いてたどり着いた先は小さな公園。
いつもは誰一人いない寂れた公園なのに今日はいつもと違った。
(…男の子…?)
私と同い年か年下の男の子は錆び付いたブランコに乗っていた。
近づいて見ると人間離れした美貌の持ち主だということがわかった。
まだ子どもっぽさがある幼い顔。
…ねぇ、このとき話しかけていなければ、未来は変わっていたかな…?
そのまま素通りしていれば、あんなことにはならずにすんだのかな…?
でも…、私はあなたに話しかけてしまったんだ。