桃とスケッチブック
「さすがに言えないよな、母さんの恋人達ですとは」
あっはっはと、きいちゃんと桜子ちゃんが豪快に笑う。
笑うなアホタレ。
揉め事の原因は君らなんだ、君ら。
あの後。
ボスキャラの周りに、金魚の糞の如くサブキャラが群がってきて、
「お前んちどうなってんだよ〜」と騒ぎ始めた。
(あぁ、思い出すだけでうっとうしい)
さらに。
女子達も「ちょっとやめなさいよ男子〜」と、男子を規制しつつも、こちらを好奇の目で見遣ってくる。
(あぁ〜もう、うっとうしいんだってば!)
幼い頃から、自分の興味がない人には冷たかったあたし。
幼稚で、群れを行動の基盤としてるような幼子達なんかどうでもよかった。
まして、そんな子達に家族の中傷をされたからといって傷つくことなんかなかった。
ただ、ひたっすら!!
うっとうしかっただけだった。
「あほくさっ。帰ろう」と、クラス内の群れに背を向けて教室のドアに手をかけた。
その時。
あっはっはと、きいちゃんと桜子ちゃんが豪快に笑う。
笑うなアホタレ。
揉め事の原因は君らなんだ、君ら。
あの後。
ボスキャラの周りに、金魚の糞の如くサブキャラが群がってきて、
「お前んちどうなってんだよ〜」と騒ぎ始めた。
(あぁ、思い出すだけでうっとうしい)
さらに。
女子達も「ちょっとやめなさいよ男子〜」と、男子を規制しつつも、こちらを好奇の目で見遣ってくる。
(あぁ〜もう、うっとうしいんだってば!)
幼い頃から、自分の興味がない人には冷たかったあたし。
幼稚で、群れを行動の基盤としてるような幼子達なんかどうでもよかった。
まして、そんな子達に家族の中傷をされたからといって傷つくことなんかなかった。
ただ、ひたっすら!!
うっとうしかっただけだった。
「あほくさっ。帰ろう」と、クラス内の群れに背を向けて教室のドアに手をかけた。
その時。