見えない君.
私は、男の人が苦手だ。いつから、何故、苦手なのかはもう忘れた。
お陰で私はこれまで恋というものを知らないまま生きてきた。
でも...いや、だからこそかな
恋をしてみたいと思うし、とても憧れていた。
一生懸命恋をしたり、結婚していく友人がとても羨ましかった。
それでも男の人が苦手なのは治らないけど。

ヂリリリリリッ

目覚まし時計の大きな音で目が覚めた。
目覚まし時計の音が大きすぎて軽く殺意が湧く...
もそもそと起き上がって朝の支度を済ませる。

私は、商品開発の仕事をしている。
子供の頃から新しいアイディア出すのが得意だった。
更に、社会科見学で見学した商品開発部を見て、この人達のお陰で世の中に様々な新しいものが出ているんだと思い、子供ながらに感動し、強い憧れをもったからこの職に就きたいと思った。
今はこんな仕事辞めてしまいたいと思っているけど。

家を出て、車を10分程度走らせると会社に着いた。
あー、これから労働かぁ...
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