地味系男子の意外な素顔




ーーー
ーー




泣き疲れたのだろうか。

私はいつの間にか寝ていて気づいたら放課後だった。




「あら、起きた。」



私が寝ている間、みっちゃんはずっとそばにいてくれたらしい。



「帰るわよ。」



そう言って教室にカバンを取りに帰ると、



「スー……スー………」



机で気持ちよさそうに寝息を立てて寝ている木村くんを発見した。



「真央、アンタ木村を起こして一緒に帰りな。私は先に帰るから。」



みっちゃんなりの気遣いなのだろうか。




「ありがとう。」



私がそう言うとみっちゃんは帰っていった。
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