地味系男子の意外な素顔
「みっちゃんのバーカ!みっちゃんは私の気持ちなんてどーでもいいんだ!」
「……うるさいわね。少し黙りなさい、クソガキが。」
く、クソガキって、みっちゃんも同じ年じゃんかっ!
「うわぁんっ!みっちゃんに嫌われたあっ!」
私が泣きわめくとみっちゃんはため息をついた。
「あーもうっ!わかったわよ、わかったから、行けばいいんでしょ。」
「うんっ、ありがとっ!」
みっちゃん、大好きっ!
「もういいわ、じゃ、明日、駅10時集合ね。」
そうやってすぐに行動してくれるみっちゃんが大好きだ。
最終的に私のワガママを聞いてくれるのだ。この人は。