地味系男子の意外な素顔




「あぁ、そうだよ。ってか、そうに決まってんだろ。

じゃなきゃおまえみたいな女と付き合わねーよ、ブス。」



答えはまさかのイエス。


うそ、でしょ?



「言っておくけどな、男なんてみんなそうなの。」



そう言って千智は一息ついた。



「もーいいわ。あきた。なかなか抱かせてくんねーし。


おまえと俺はこれで終わり。明日から他人な、赤の他人。


だから話しかけてくんな。俺のことは知らない奴だと思え。」




悲しかった。切なかった。



大好きな彼にそう言われるなんて。



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