思わずきゅんときた。


私たちは資料を教室に運ぶ。

…ほとんど橋本くんが持ってるようなもんだけど。


「…橋本くん、足速いんだね。」


「だって現役陸上部だし。」


「…マジですか。」


そうだったのか。

だから結構飛ばしても追いつけないわけだわ。



教室についたときには、もう誰もいなかった。

「…はじめよっか。」


「うん。」
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