私、可愛いですけど何か?

人の絆なんてものは

モロくて不確かなものだ。

築き上げるのに数年かかっても
ほんの一瞬で砕け散る──…

その情景こそが、私が求める“快感”



でも、人の“モノ”が自分のモノになってしまえば、もう興味をなくしてしまう。


「麗美、俺と付き合ってよ」

『ごめん、ないわ。』


「え…っ。昨日、俺の事好きって…」

『あぁ、それただの気の迷いだったみたい。じゃ!』

「そんな…ちとせとも別れたのに。ちょっと酷いんじゃないか?!」




『うるさいわね、私は私よりブスな女が幸せそうにしてるのが気に食わないだけよ。』


「キミは…天使の皮を被った悪魔だ…」


結斗はそう言って立ち尽くしていた



あーあ。壊すもん壊したら



また楽しみが無くなっちゃった…
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