私、可愛いですけど何か?

それからというもの、麗美は毎日学校へ来る様になった。

お目当ては勿論──…

『結斗くん♪おはっ。』
肩にポンと触れて照れた様な笑顔を作って見せる

「お、おはよう…」

顔を赤らめてそう応える彼


ふふ。分かり易い子、かわいい…

『あの、今日お弁当作り過ぎちゃって…良かったら、どうかなって』

「えっ…俺に?///」

『あ、でもっ…彼女さんに怒られちゃうよね。えへへ、ごめんね?あたし、気が利かなくて…ほらこの前、本借りたお礼も兼ねて…とか思って』



臭いセリフ…

……自分でも、すごいベタだなって思う。




でも、男ってバカな生き物だから──…




「い、いや。じ、実は今日、彼女学校休んでて…ほら、ちょうど昼飯どうしようか考えてた所だし!助かるよ!」





ほら、釣られた──────…
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