高嶺の花



「隣いい?」




「はい、どうぞ…」



彼女が隣に座った瞬間、




ふわっと甘い良い匂いがした。




それだけで俺の心臓はバクバク音を立てる。



正直俺は昔から女には不自由していなかった。




周りから女は勝手に集まってくるし、
俺も男だしそれなりに遊んできた。




それにこんな些細なことでドキドキすることなんて今までなかったからちょっと焦りを感じる。

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