お前のために歌うから。
誕生日の奇跡
あれから しばらく月日が立ち、あたしの誕生日がやって来た。
あたしはどう過ごしたいか決めている。
瞬に電話を掛ける。
「ねー、瞬 今日の夜あいてる?」
「や、あいてるけど…行けない」
え?
嘘…。
「…ヒロがいるだろ?」
彼の言葉に目を見開く。
何でヒロくんの名前が出るの…?
「あたしはヒロくんじゃなくて…」
瞬がいいの。
なんて言えない。
ってか あたしって馬鹿すぎ。
なんで断られる可能性 考えてなかったんだろ…。
絶対無理って決まってるのに。
瞬の優しさに自惚れて…。
勝手に突っ走ってしまうのは私の悪い癖。
「ごめん…分かった、ヒロくん誘うよ」
そう言って電話を切った。
電話の前で大きく溜め息を付きしゃがみ込んだ。
今更自分の気持ち気付いたって遅いよ…。
瞬はきっと私がまだヒロくんのこと好きなんだと思ってる。
あたしはどう過ごしたいか決めている。
瞬に電話を掛ける。
「ねー、瞬 今日の夜あいてる?」
「や、あいてるけど…行けない」
え?
嘘…。
「…ヒロがいるだろ?」
彼の言葉に目を見開く。
何でヒロくんの名前が出るの…?
「あたしはヒロくんじゃなくて…」
瞬がいいの。
なんて言えない。
ってか あたしって馬鹿すぎ。
なんで断られる可能性 考えてなかったんだろ…。
絶対無理って決まってるのに。
瞬の優しさに自惚れて…。
勝手に突っ走ってしまうのは私の悪い癖。
「ごめん…分かった、ヒロくん誘うよ」
そう言って電話を切った。
電話の前で大きく溜め息を付きしゃがみ込んだ。
今更自分の気持ち気付いたって遅いよ…。
瞬はきっと私がまだヒロくんのこと好きなんだと思ってる。