お前のために歌うから。
高2の半ばぐらいで翔太と何人かの友達でバンドを組んだ。
それがAvidの原点。
初めは好きなアーティストのカバーから練習して。
慣れてきたらオリジナル曲も作った。
高2の3月ぐらい?に廊下を通ると 机で寝ているあいつがいて。
「おーい」と声を掛けると
「わわ!」と驚いたようですぐに起きて。
思い切って話し掛けてみたっけな。
「はじめましてー。俺のこと知ってる?」
心菜はまさか俺に話し掛けられるとは思っていなかったようで目をパチパチしていた。
「知ってるよ!…緒方くんだよね?超有名だもん!」
「…あのさ、今からライブするんだけど来ねぇ?」
何でか分かんねーけど、来てほしかった。
「えっ!緒方くんバンドしてるの?」知らなかったようで目を大きく見開く。
「まー、始めたばっかだから まだ皆下手だけどさ」
「行く行く!」
それから心菜は よくライブに来てくれるようになった。
そっからは本当に自然に仲良くなった。
俺は どんどん心菜が好きになってた。
すげー鈍感だし、世間知らずだし、でも素直だし、守ってやりたくなる。
でも、一個下のベースのヒロが加入した時に
あいつ「かっこいい!」って目キラキラさせて。「これって一目惚れかな!?」なんて相談されて。
は?ってなった。
そんなの知らねーっつーの。
つーか、相談されてる時点で恋愛対象ではないと確信した。
何で俺がこんなこと考えなきゃいけねーんだよ…。
その時は意味が分からなかったけど、結果的にあいつの恋を応援することにした。
自分の中であいつへの思い押し殺して。
あいつの前では何ともないように振る舞った。
まあ、多分 俺の気持ちに気付いてるのは幼なじみの翔太だけだと思う。
それがAvidの原点。
初めは好きなアーティストのカバーから練習して。
慣れてきたらオリジナル曲も作った。
高2の3月ぐらい?に廊下を通ると 机で寝ているあいつがいて。
「おーい」と声を掛けると
「わわ!」と驚いたようですぐに起きて。
思い切って話し掛けてみたっけな。
「はじめましてー。俺のこと知ってる?」
心菜はまさか俺に話し掛けられるとは思っていなかったようで目をパチパチしていた。
「知ってるよ!…緒方くんだよね?超有名だもん!」
「…あのさ、今からライブするんだけど来ねぇ?」
何でか分かんねーけど、来てほしかった。
「えっ!緒方くんバンドしてるの?」知らなかったようで目を大きく見開く。
「まー、始めたばっかだから まだ皆下手だけどさ」
「行く行く!」
それから心菜は よくライブに来てくれるようになった。
そっからは本当に自然に仲良くなった。
俺は どんどん心菜が好きになってた。
すげー鈍感だし、世間知らずだし、でも素直だし、守ってやりたくなる。
でも、一個下のベースのヒロが加入した時に
あいつ「かっこいい!」って目キラキラさせて。「これって一目惚れかな!?」なんて相談されて。
は?ってなった。
そんなの知らねーっつーの。
つーか、相談されてる時点で恋愛対象ではないと確信した。
何で俺がこんなこと考えなきゃいけねーんだよ…。
その時は意味が分からなかったけど、結果的にあいつの恋を応援することにした。
自分の中であいつへの思い押し殺して。
あいつの前では何ともないように振る舞った。
まあ、多分 俺の気持ちに気付いてるのは幼なじみの翔太だけだと思う。