お前のために歌うから。
里緒ちゃんは大きな家に入って行った。
「瞬、何なの?」
彼の顔を覗き込んで聞いてみる。
「あのさ、里緒ちゃんの別荘にスキー場があるらしいんだけど来ない?って」
ほら、と瞬が4枚のチケットを渡してくれる。
「な、なるほど。行きたい!」
「だろ?2日ぐらいだったら俺もスケジュール調整出来るし」
それもそうだけど、あたしがもっと気になってるのは…!
「ね、何で あの子の家知ってるの?」
「あー、ナビに登録してもらったから」とカーナビを見てあっさり答えられた。
「え、じゃあ あんな親しげにしてるのは?」
「後輩だしな。Avidみんな仲良いし…って心菜さん、何嫉妬してんだよ」と呆れた顔で笑われる。
「嫉妬してないっ!ただ気になっただけ!」
何か…あの子が瞬見る目が乙女だったっていうか。
何か違和感を感じて…。
まぁ、女の勘ってやつ。
「俺のタイプじゃねーから安心すれば?」
「ほんとに!?」瞬は笑いながら頷いてくれた。
それだけの言葉で安心して、さっきまでのモヤモヤが飛び去ってしまった。
ほんと あたしって単純…。
「あ、そーだ。あたし達が付き合ってるって言ったの?」
「彼女いるとは言ったけど、お前とは言ってねーよ」
「それの方が良いよ!事務所やマスコミに言われちゃったら大変だもん…」
あの子なら何かしでかしてもおかしくはない。
「お前なー、疑いすぎ」
瞬はケラケラ笑うけど あたしは眉間にシワを寄せて考える。
「瞬、何なの?」
彼の顔を覗き込んで聞いてみる。
「あのさ、里緒ちゃんの別荘にスキー場があるらしいんだけど来ない?って」
ほら、と瞬が4枚のチケットを渡してくれる。
「な、なるほど。行きたい!」
「だろ?2日ぐらいだったら俺もスケジュール調整出来るし」
それもそうだけど、あたしがもっと気になってるのは…!
「ね、何で あの子の家知ってるの?」
「あー、ナビに登録してもらったから」とカーナビを見てあっさり答えられた。
「え、じゃあ あんな親しげにしてるのは?」
「後輩だしな。Avidみんな仲良いし…って心菜さん、何嫉妬してんだよ」と呆れた顔で笑われる。
「嫉妬してないっ!ただ気になっただけ!」
何か…あの子が瞬見る目が乙女だったっていうか。
何か違和感を感じて…。
まぁ、女の勘ってやつ。
「俺のタイプじゃねーから安心すれば?」
「ほんとに!?」瞬は笑いながら頷いてくれた。
それだけの言葉で安心して、さっきまでのモヤモヤが飛び去ってしまった。
ほんと あたしって単純…。
「あ、そーだ。あたし達が付き合ってるって言ったの?」
「彼女いるとは言ったけど、お前とは言ってねーよ」
「それの方が良いよ!事務所やマスコミに言われちゃったら大変だもん…」
あの子なら何かしでかしてもおかしくはない。
「お前なー、疑いすぎ」
瞬はケラケラ笑うけど あたしは眉間にシワを寄せて考える。