恋は盲目 Ⅱ 〜心を見せて〜

私は、飯島 雅樹と手を組んだ。

藤原 拓海と奈々の未来の為に、昨日、

2人で閉店まで計画を練り、本日、計画

を実行します。


ミッション1
《奈々を合コンに参加させる》


「奈々、今日の休憩一緒に上いかない」

「うん、いいよ」

「じゃぁ、後でね」

最上階のラウンジで食事をとりながら、

タイミングを計る。


「昨日の話の続きだけど、話さないつも

り?」


「えっ、うん。多分、いろいろあって気

になるだけなんだと思うんだ。だから、

まだ、好きとか、付き合いたいとかわか

んないし、いいの‼︎」


昨日、ちゃんと話聞いてあげればよかっ

たわ。この子は恋愛経験少ないから、大

胆だと思えばすぐ臆病になるんだから…


「そんなんじゃ彼氏できないわよ」


「彼氏なんて……」


思い耽る奈々。


やっぱり、援護しないとダメね。


「ねぇ、奈々。今度、合コンあるんだけ

ど参加して欲しいの」


「えっ、合コン⁈」


「お願い…つい、言っちゃたの。ミス,

七夕も連れて来るって」


「やめてよ。 なりたくてなったわけじ

ゃないんだから私、行かないわよ…」


まったく子のは無自覚過ぎる。


花村さんがなるべきとか思ってる事態、

自分に自信がないからなのよね。


拓海って男が、奈々を変えてくれといい

んだけど…


「その気持ちはわかるけど、奈々が来な

いと成立しないの…せっかく、イケメン

揃いの大手企業と合コンできるのに、奈

々が来ないと私、嘘つきになっちゃう」


私のガラじゃないけど、手を合わせかわ

いくお願いしてみる。


「もう、仕方ないなぁ〜、今回だけだよ

。でも、一次会しか行かないからね」


「ありがとう、奈々」



ミッション 2
《奈々に浴衣を着せて合コンに連れて行く》

7月7日

「ねぇ、やっぱり行かないとダメ⁈」


「ダメに決まっているでしょう。」


「じゃあ、せめて着替えるとかは⁈」


「何言ってるの‼︎今日は、何の日」


「七夕ですね」


「で、奈々はミスなに⁈」


「……七夕…」


「なら、浴衣をみんなに見せなくっちゃ

でしょう」


「意味わかんないんだけど…どうしたら

そういうことになるの?」
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