チェンジ!


「そうそう!
で、こっちが『カズキ』だよ」


「そうだな、うん。
赤メガネでツリ目だな。」



『小山 カズキ』
(いつもへらへらしている、赤メガネ、ツリ目)




智也はうんうんと頷きながら、紙と写メを見比べた。






「どう、大丈夫そうか?」


「もちろん。余裕余裕!」


「よっしゃ、
じゃあとりあえず友達関係はオッケーって事で」


智也が満足げに言った。

いやいや、でもさ。
これでオッケーではないだろう?
俺、たった三人を何となく覚えただけだぞ?


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