チェンジ!


「‥‥何?智也」


「‥‥え、あっ!何でもねぇよ!」


「もう、何それー?
ちゃんと前見て運転しなきゃ転んじゃうよっ!」


「あ、ごめんごめん」


俺はあわてて顔を前に戻した。



‥‥俺の後ろにいる美保を、ぎゅっと抱きしめたくてたまらないよ!
まぁもちろん、そんな事はできないけどね。

でも、そうしたくてたまらない。
愛しくて愛しくて、どうしたらいいのか分からないんだ。


美保のこと、もっと知りたいよ‥‥。






‥‥そして今も頭から離れない、さっきの話。
ナオトとの関係。

‥‥一体何なんだ?
智也は、何か知っているんだろうか。



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