チェンジ!
「私ここでいいよ、
家すぐそこだから!」
「あ、そうだったな。
分かった、じゃあまた明日な」
「うん、また明日花火やろうねー!」
美保の家のそばで美保を降ろした。
本当は、もうちょっとだけ後ろに乗せていたかったけど。
今日一緒に居られたことの幸せさと
美保を降ろして別れなければならない寂しさで、
胸がきゅうっとなった。
‥‥美保を降ろしてから、
リョウと奈々子は右へ、俺は左へ曲がり、
じゃあまた明日な、と言って俺達も別れた。
家に帰ったら、智也に今日のこと話してみよう。