チェンジ!
「そういうことだろうな。
結局あの二人は別れたままで、今でも付き合ってはいないみたいだけど」
「でも、今日話したときもうナオトのことは吹っ切れたって言ってた‥‥」
「美保は、別れた直後から俺達にそう言ってたよ。
‥‥けどさ、見てれば分かるんだ。
アイツがまだナオトを想ってるってこと」
智也は、静かにそう言った。
「そう、なんだ‥‥。」
俺はそれ以上、言葉が出てこなかった。
美保の過去。
美保とナオトの関係。
智也の、美保への想い。
色々なことが一気に頭に入ってきすぎて
俺は少し混乱していた。