チェンジ!


「俺、今でも美保が好きなんだ。

あんな風になって美保を傷つけておいて‥‥
いまさらこんなこと言うのは自分勝手だって分かってる。


‥‥でも、
やっぱり俺には、美保しかいないんだ。」



そう言って、ナオトは俺を見て、にっと笑った。
思いの固まった、すっきりした笑顔だった。




「そう、か‥‥。

でも美保は、どう思ってるんだ?」



俺は、あせっている表情を顔を出さないようにしながら言った。




夕日はいつのまにか落ちてあたりは薄暗い。

顔がよく見えなくて良かった。
必死に抑えてはいるけど、きっと今の俺の顔は、相当焦ってる。



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