チェンジ!


「やっぱり‥‥迷惑だよな。


ごめん、今の忘れて。
俺、帰るよ」




俺は、来た道を引き返そうと歩きだした。






「‥‥待って!」


その時、美保が俺の腕をつかんで
俺を引き止めた。



「違うの!

お願い、待って」


俺が驚いて振り返ると、美保と目が合った。





「びっくりしただけ‥‥。

嬉しくて」


下を向いていたからさっきまでは分からなかったけれど
美保は、顔が真っ赤だった。



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