チェンジ!
「マサルは本当に人生楽しいですって顔してるな!」
「え、そう!?
まぁ確かに結構楽しいよー!」
マサルはそう言って、
何がおかしいのかはよく分からないが楽しそうにケラケラ笑った。
こいつのキャラは本当に独特だな。俺の周りには居ない。
確かに『お調子者』なヤツ。
さすがあの智也の友達だな!
「あ、ナオト!」
リョウがマサルの後ろに立っている男に声をかけた。
あ、この顔も覚えてる。細身の黒ブチメガネ、『ナオト』だ。
「あのさナオト、今日提出の」
「宿題か、これだろ」
リョウが全部言い終わらないうちにナオトは手に持っていたノートを差し出した。