チェンジ!
「‥‥今日の智也、何か智也じゃないみたいだ。
宿題提出するなんて!」
ナオトはそう言っておかしそうに笑った。
『智也じゃないみたい』だって!?
げっ、やばい。
そりゃそうだよ、俺智也じゃねぇもん!
「‥‥いや、いくら何でも10回に1回くらいは出さねぇとな!
なぁ、リョウ!
あははははは‥‥!」
俺はそう言ってリョウの肩をポンポンとたたいた。
「10回に1回も出さねぇだろ、智也は!
宿題なんてどーでもいいってオマエの口癖じゃん」
「‥‥あ、あははは、
そうだったな!
まぁいいや、宿題は」
そう言って俺は、ナオトのノートをリョウに手渡した。
ったく、智也のヤツは‥‥
宿題やってくるどころか『宿題写させて』でこの反応!?
どんだけサボッてんだか。
ま、アイツらしいけどな!