チェンジ!
‥‥おっと、やばい。
ここはうまいこと乗り切ろう!
まぁでも、『智也』って呼んでるしな、
まぁまさか別人なんて思ってはない感じだな!
俺は笑顔で答えた。
「いや、ちょっとセットの仕方変えただけだよ!」
俺がそう言った瞬間、リョウが俺の背中を軽くたたいた。
何だ、と思ってリョウを見ると、リョウがまわりに聞こえないような小声で言った。
「オイ智也、何でタメ口使ってんだよッ」
え、タメ口?
‥‥あ!!
そうか、この人達1年じゃねぇんだ!?
やっべぇ、やらかした!
入学早々、部活の先輩にいきなりタメ口って!