チェンジ!
「ただいまぁー」
「あ、正志おかえり!」
俺が家に着くと、智也はもう家に帰ってきていた。
帰ってきた俺の姿を見るなり、智也は俺の前まで走ってきた。
「正志、正志ッ!
俺今日、めちゃめちゃうまくやったんだぜ!
まったくバレてねぇの!」
俺は正志の体をグーで軽く小突いて言った。
「んなもん、俺だって負けてねぇよ。
こっちも全然バレなかったし、うまいことやったんだからな!」
智也はそれを聞いて嬉しそうに笑って言った。
「俺、正志は結構ヌケてるとこがあるから
うっかりバレて帰ってくるんじゃねぇかと思ってたんだけどな!」
「いやいや、ヌケてんのはオマエだろ!
本当さぁ、何か簡単にうまく行き過ぎて拍子抜けなくらいなんだけど」