チェンジ!


俺達は、その声に顔をあげた。


「あ、奈々子!」

リョウが言った。
声をかけてきたのは、リョウの彼女の奈々子だった。


そしてその隣に居るのは‥‥美保だったんだ!






奈々子も美保も、同じ女子テニス部。
部活が終わってコンビニへ来た俺達と時間がかぶったんだろう。


「花火、しようと思ってさ!」

俺が言うと、リョウが続けて言った。

「二人さ、今から一緒に花火しねぇ!?
これ買って海行こうと思うんだけど!」



‥‥えっ、マジで!
リョウ、ナイス!!いいぞいいぞ!


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