チェンジ!


「花火ー!?いいじゃんっ!
ね、奈々子行こうよ」


美保が嬉しそうに手足をバタバタさせてそう答えた。

「うん、いいよ」


奈々子がそう言って頷くと、美保は嬉しそうに笑った。

「行く行く!
今年初花火だぁ」


「よし、じゃあ海岸行って花火やろう。
俺、奈々子後ろに乗せてくから
智也、美保乗せてやってな」


「‥‥え、うん!」


‥‥マジで!美保を自転車の後ろに乗せるのか!


リョウは彼女乗せるもんな、そりゃそうか。
そしたら俺が美保乗せることになるよな。


うっわぁ、何か変に緊張しそう!
でもまぁ、昨日の帰りは乗せてあげ損ねたし‥‥
今日こそは男らしいとこ見せたいよな!



< 93 / 296 >

この作品をシェア

pagetop