チェンジ!


選んだ花火をみんなで割り勘して、
コンビニから出た。


「よし、じゃあ海行こ」

「オッケー、出発!」


リョウは彼女の奈々子を後ろに乗せ
俺は美保を乗せて、海へ向かって自転車を走らせた。


美保は俺の制服のシャツを小さくつまんで、
俺につかまった。


美保は俺のシャツをつかんでるだけで体に触れてるわけでもないし
真後ろに居る美保の姿は見えないのに‥‥

こんな近くに、俺の背中のすぐ後ろに美保が居るっていうだけで
俺はもういっぱいいっぱいだったんだ。


心臓がめちゃバクバク言ってるの、美保にバレてないよな!?
大丈夫だよな!?


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