近距離ロマンス
松本目線
少なからず、おとといの自分を後悔している。
なんであんなことしてしまったんだろう、って。
梅澤んちまでの道のりを歩きながら、何度目かのため息をつく。
どうして梅澤んちまでの道のりを歩いているかっていうと、それは午前の出来事だ。
「は?梅澤今日休み?」
「うん、そうなの。メールの返事もこないし、電話してもでないし。てことで松本、咲良んちに行ってきて!」
ビシイ!と由宇に指をさされる。
「なんで。俺が」
「だって、咲良が休んだの、松本のせいだったら?あたしたちじゃどうにもできないってことよ」