近距離ロマンス
そんで、今に至る。
由宇が言うのももっともな気がするから、俺は1人で梅澤んちまでの道のりを歩いていた。
『変質者出現!注意!!』とかあぶなすぎだろ…」
独り言を呟いて、ため息をつく。
梅澤が休んだのは、おとといの俺のせいだったら?
1人で溜め込んでしまうバカにとって、重い言葉だったに違いない。
しかも由宇がまた変なこと吹き込んだだろうし…。
『告白してみちゃえば?』
きのうの昂汰の言葉を思い出す。
それに対しての俺の言葉は、なんで、だ。