近距離ロマンス
そうとう驚いている梅澤。目を見開き、俺を見るとだんだん顔が赤くなるのがわかった。
「な、ちょっ!おろそうよ…」
「はいはーい」
俺は梅澤の言葉を流して、二階に上った。
「部屋どこ?」
「ここ…」
置き場のない手で自分の部屋を指差した。
やべぇ、S心がそそられる。それは、やっぱり梅澤だから。
こんなときなのにこんな汚い考え。どうかしてる。
部屋を開けた。
梅澤のにおいが胸いっぱいに広がってどうにかなりそうだ。
アメキャラで構成されている部屋も、うん。梅澤らしい。
俺は梅澤をベッドにおろし、ふとんをかぶせた。